発達障害グレーゾーンの就職は、相当厳しいと言われています。
今は好景気に向かっている?ので働き先は沢山あると思うんですけど、「発達障害」の「障害」という負のイメージが影響しているのではないかと思います。
長男も高校3年生になり、「進路どうする?」「就活どうする?」という年齢になってきました。
障害者雇用率を上げると国は言っていますが、わが家も気になっているところです。
目次
企業側の理解
2018年4月から障害者の法定雇用率が引き上げられました。
でも政府が「障害者を雇用しなさい」と言っても、企業側は「了解しました!」というわけにはいかないと思うんですよね。
障害者にもいろいろあるでしょ。
いちおう身体障害者・知的障害者・精神障害者を「障害者」というくくりにしているようだけど、企業側が雇用したい障害者ってどのあたりの人のことを言っているんだろう?
発達障害者はIQにもよるけど、グレーゾーンといわれる人たちは精神障害者に分類される人が多くいます。
っていうか、今の制度では精神障害に無理やり入れているような感もあるけどね。
で、精神障害者ってのが一番難しい人たちなんじゃないかと思っているわけ。
採用する側が「発達障害?無理ムリ」と思ってしまったら、どんなに能力がある人でも話を聞いてもらえなさそう。
「ちょっと採ってみようか」と試しに採用してくれて、「あれっ、思っていたより働けるじゃん♪」と気付いてもらえたら、その後、その会社は発達障がい者の採用にも前向きになってもらえるんじゃないかと思うんですけどねぇ・・・
でもこれをそれぞれの会社でやってもらうためには、もっと発達障害について知ってもらわなければ難しいだろうなぁ…って感じ。
最初に採用される人もそれなりに「頑張れる人」じゃないと、あきらめが早かったり、パニックになってしまう人だと「ダメじゃん」になっちゃうよねぇ…
「働ける人」に育てるということ
子どもを社会に送り出す側としては、働ける状態までわが子を育成しなきゃいけない。これがなかなか難しい。
発達障害を持っている子って、小さいころはやんちゃな子も多くて、親も注意ばかりしている家庭が多いから、思春期になって親子関係がこじれている家庭が多いもん。
中学生、高校生をうまく乗り切って社会に出ていけるだけのスキルを持たせてあげたいなぁと思う今日この頃です。
発達障害だから障害枠でというのも簡単な話ではない
勉強のために発達障害親の会に入ってます。
ちょっと大きい子たちは、障害枠で働いている子も多いです。
長男が診断された15年前頃から、いわゆるグレーゾーンの子たちが増えてきた気がするんですよね。
進学先も普通の子たちと一緒の高校で、学力に問題なければ大学行って就職。
この間、本人が診断を受けたりそれなりの支援を受けたりして、障害枠で就職する子もいるかもしれないけど、ほどんどの子は一般就職。
障害枠でといっても、そんな簡単な問題ではないと思います。まず本人が障害について受け入れているかどうかが問題で、いままで問題なく過ごしてきたならなおさら「障害」という言葉にショックをうけてしまうかもしれません。
就職の面接になかなか通らなくて、就活の途中で障害がわかって、そこから仕切りなおして・・・となると、仕事につくまでにしばらく時間が必要になっちゃいますよね。
親の思いとしては、ひとりで生きていくための収入を得ることができれば、どんな形であれいいのですが、そこに本人の気持ちが乗っかってるので、本人が納得のいく働き場所が見つかるといいなと思っています。