発達障害児の忘れ物対策。年齢別に親の支援範囲を考えてみた

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生活スキル

発達障害児の忘れ物ネタはよくある話で、我が家も忘れ物には振り回されたほうです(笑)

でも今は自分のことは自分でするし、忘れたとしてもサポートできない場合があることも本人は理解しています。

小さいころは大変でしたけどね。

あんまり手を掛けすぎても受け身な子になってしまうので、親もどこまで支援するのか加減が難しい…

最近落ち着いてしまっているので、忘れかけているけど、我が家はどんなだったかなぁと思いだしてみました。

目次

小学校の忘れ物対策~担任にカバンチェックをお願いされる

小学生の頃の長男は、忘れ物が多かった。

「忘れ物をした」ってことは「失敗した」ってこと。

発達障害児の中には、忘れ物しても気にしない子もいるけど、長男の場合は失敗するとどーんと落ち込むタイプ。

「忘れた~!」と気づくと、その日は目が泳いで落ち着かなくなってしまう。
担任からは「授業にならないので、忘れ物をしないように家でチェックしてください」とよく言われていました。

担任から言われると「先生に迷惑かけちゃいけない」と親も一生懸命サポート。いろいろと迷惑かけているから負い目があるからねぇ。

でもタイミングがいいことに、5・6年生の担任は男の先生に。
この先生が「自己責任」という言葉を教えてくれた。

この「自己責任」という言葉が長男にはしっくりきたみたいで、忘れ物をしてもオロオロしなくなった。これで私も少し気が楽になったのよね。担任に感謝。

中学時代~公衆電話の使い道を覚えた

中学時代も相変わらず忘れ物は多かったけど、担任はなぜか長男に「公衆電話で家に電話して持ってきてもらう」術を伝授。

おかげで私はとても忙しいことになってしまった~(涙)

起立性調節障害やケガなど、中学時代の長男は体調が万全ではなかったから、忘れ物を減らすことを頑張らせるのは無理だなと私も判断。

でも旅行に行ったりするときは自主的に荷造りをしたりする。
お金や切符の管理も完璧。なんだろう、普段との違いって…。

高校生~勉強の負担を減らしてみた

長男も高校生になり、単位制の高校に進学。

朝から夕方までびっしり勉強する普通高校とちがって、時間のゆとりがある時間割になり気持ちに余裕が出た様子。

このころから自分でなんでもやれるようになり、忘れ物もぐっと減った。今はほとんど持ち物チェックをしていないかも。

ときどきカバンの中を見てみると、飲み終わったペットボトルが数本でてきて「うへぇ」と思うこともあるけれど、小さい頃に比べればずいぶん成長したと思う。

「僕は心配性。だから旅行のときには前日に準備して、当日の朝もう一度チェックする」

↑こういう発言も出るようになった。

「それなら学校のときもそうしてよー」と言いたくもなったけど、ノルマだらけの学校だとワーキングメモリが足りなくなって、いろいろ考える余裕が無くなっちゃうんだろうなぁ。

そういう意味では負担を減らす選択をして正解だったと思う。

親の支援ってどこまで

勉強で頑張って上を目指す子もいれば、得意を伸ばして働ける大人を目指すほうがいい子もいる。うちは絶対後者。なんとかやっていけそうな雰囲気になってきた。

わが家の場合は高校進学をきっかけにいい感じになってきて、支援の手を入れなくてもいいようになったけど、いまだに心配であれこれ手を出している親もいるんじゃないかな。

大きくなるとあれこれ詮索されるのを嫌がるようになるので、ある程度は目をつぶって本当に大事な時だけチェックするとか、支援の手を間引いていったほうがいいかも。

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